2014年7月2日水曜日

別所沼公園のそばに葬祭場が建設されます


<さいたま市のまちづくりを考える>
 さいたま市民の憩いの場である別所沼公園のすぐ脇に葬祭場が建設されることになりました。法律上、建設は可能であり、葬祭場運営会社のビジネスを止めることはできません。しかしながら、住宅地のど真ん中、そしてお年寄りから子供まで多くの人々が憩う公園に面して、常に「死」を意識させる葬祭場ができることには釈然としない思いがあります。
 これまで、あまりにも自分の住む街のことを考えてきませんでした。この葬祭場建設を契機に、さいたま市のまちづくりのどこが問題なのか、どのように改善すればよいのか、このブログにおいて考えてみたいと思います。

<まちづくりを考えるきっかけとしての葬祭場>
 今回、こうして、別所沼公園のそばに葬祭場ができることは、近隣の住民だけではなく、別所沼公園を訪れる多くの市民の方々に、市街地における葬祭場建設の問題を知ってもらうよい機会になります。その意味で、葬祭場建設を決定された会社さんには感謝もいたします。
 私が葬祭場の経営者であれば、とてもこんなリスキーなことはいたしません。 確かに立地はよいでしょう。駅からも近いし、マーケットもすぐそばにあります。しかしながら、毎日のように、喪服を着た方々が行き来する、加えて、葬祭場が運営された後も近隣で反対のノボリが立ち続ける、それを公園を訪れる人々、幹線道路を通る人らが日々、目にする、、、何とも場をわきまえない傲岸無知な企業として、イメージが悪化することは避けられないでしょう。また、ネット上でも公園脇にあえて葬祭場をつくる企業として話題になり、叩かれ、そして永遠に記録されることでありましょう。さいたま市、そして別所沼公園周辺には、環境や景観に対して意識の高い住民が多く住んでおり、彼らを敵に回すことになります。この会社の中の誰もこうしたリスクを考えなかったのでしょうか?(しゃれたカフェテリアにでもして、その傍らに自社の葬儀を案内するガイドコーナーを作る!企業イメージも上がり、新たな顧客の獲得にもつながるでしょうに、、、もったいないことをしているものです)。
  そして同時に、さいたま市のまちづくりの貧困さのシンボルともなるわけです。さいたま市のここそこで、葬祭場を巡って紛争が生じているというのに、また、他の都市では条例をつくって街の秩序を守るために規制をしているというのに、見て見ぬふりです。別所沼公園にジョギングにやってくるという清水市長は、どんな思いでこの葬祭場を目にされるでしょうか。ぜひとも聞いてみたいものです。

<2015年4月のさいたま市議選の争点に!>
 この葬祭場は、2015年3月に完成予定です。そして、翌4月にはさいたま市議選があります。なかなかよいタイミングで建設してくれるものです。さいたまのまちづくりを問う格好の題材となります。マスコミもこぞって取り上げてくれるでしょう。次回のさいたま市議選では、「まちづくり」が争点となることでしょうし、また、争点といたしましょう。議員候補者一人一人の姿勢を問いましょう。

2014年4月の別所沼公園。(GoogleMapより)

上の写真の真向いの2012年4月の現地。和田工業という会社が所有していた土地らしい。(GoogleMapより)




 
2014年4月の現地。更地となっている。ここに葬祭場ができる。(GoogleMapより)











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